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【皮膚科専門医が解説】医療レーザー脱毛で毛が濃くなる?硬毛化の原因・予防策・対処法

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~あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院~

🌞夏🌞が近づくにつれ、
 「今年こそ医療脱毛を始めたい!」
 「自己処理から卒業したい!!」
と考える方が増えてきます。
一方で、
 「脱毛したのに毛が濃くなった…」
 「産毛が逆に目立つようになった…」
というお話を耳にして、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に医療レーザー脱毛には、硬毛化(こうもうか)と呼ばれる副作用が存在します。
頻度は高くありませんが、特に顔やうなじ、背中などの産毛が多い部位では起こることがあります。
しかし、硬毛化は医療脱毛そのものが危険という意味ではありません。
毛質や部位、照射条件などが複雑に関与して起こる現象であり、適切な診察や経過観察によってリスクを減らすことが可能です。

今回は女性皮膚科専門医の立場から、
 ●硬毛化とは何か
 ●なぜ起こるのか
 ●硬毛化しやすい人や部位
 ●予防法や対処法
 ●当院の医療脱毛への取り組み
について詳しく解説します。

硬毛化とは?医学的定義

硬毛化(Paradoxical Hypertrichosis)は、レーザー照射により毛包(特にバルジ領域)が弱い熱刺激を受けた結果、
細かった毛が逆に太く長く成長してしまう現象です。

本来、レーザー脱毛は毛を減らすための治療であるにもかかわらず、
 ・毛が太くなる
 ・毛が濃く見える
 ・毛量が増えたように感じる
ため、不安になる方も少なくありません。
現在のところ、硬毛化の発生機序は完全には解明されていませんが、毛包に対する不十分な熱刺激が関与する有力な仮説が提唱されています。
“熱が足りない照射” が中心的な誘因とされ、特に産毛(うぶげ)主体の部位で報告が多くあります。

なぜ硬毛化が起こるの?

医療レーザー脱毛は、毛に含まれるメラニンへレーザーエネルギーを吸収させ、毛を作る組織へ熱ダメージを与える治療です。
しかし、
 ・毛が細い
 ・メラニン量が少ない
 ・出力を十分に上げられない
といった状況では、毛包を十分に破壊できないことがあります。
すると毛包に弱い熱刺激だけが加わり、毛の成長に関わる細胞が活性化されることで、逆に毛が太くなる可能性があると考えられています。

硬毛化しやすい人の特徴

① 産毛が多い・軟毛主体の人

産毛はメラニン含有量が少なく、レーザーのエネルギーを十分に吸収しません。(脱毛レーザーは黒いものに反応するように作られています。)
そのため、毛根に破壊的な熱量が届きにくく、毛包幹細胞があるバルジ領域に「弱い刺激」だけが入る
場合
に、毛が太く硬い方向へ転換しやすくなります。

② 顔(特にフェイスライン・頬)・うなじ・背中・上腕など毛包の深さが不均一な部位

これらの部位は
 ・毛の太さがまちまちである
 ・毛包の深さが均一でない
 ・性ホルモンの影響を受けやすい
という特徴があり、硬毛化の発生率が高い部位です。

③ 日焼け肌・地黒肌でレーザーの出力を上げづらい人

日焼けしている肌では、やけどを防ぐために出力を慎重に調整する必要があります。
その結果、毛包へ十分な熱量が届かず、硬毛化リスクが高まる可能性があります。

④ 痛みが強く出やすい人(=必要出力まで上げられない)

③と同様に、脱毛レーザーでは、痛みのために出力を十分に上げられないことがあります。
その結果、毛包への熱量が不足し、硬毛化につながる可能性があります。

⑤ ホルモン変動が活発な年代の女性

思春期〜30代の女性はホルモンの影響で毛が変化しやすく、弱い熱刺激で毛の成長が促されやすいため、硬毛化することがあります。

⑥ 過去に低出力照射を繰り返している人

「痛いので弱めで」「日焼けしているので弱めで」など、弱い設定を長期間続けると、毛包に刺激が蓄積し硬毛化を助長する可能性があります。

硬毛化が起こるメカニズム

 レーザー照射
  ↓
 毛包内メラニンへの吸収が不十分
  ↓
 毛乳頭が破壊されない
  ↓
 バルジ領域にサブリミナル刺激(弱刺激)
  ↓
 毛成長因子(FGF・IGFなど)が活性化
  ↓
 成長期への移行が促進
  ↓
 毛が太く・長くなる(硬毛化)

※ 特に産毛ではこの流れが起こりやすくなります。

硬毛化しやすい部位

 〇顔(フェイスライン・頬・顎下)
 〇うなじ
 〇背中上部(肩甲骨周囲) 
 〇上腕外側

いずれも 産毛主体かつホルモンの影響を受けやすい部位です。
これらは毛の太さや毛包の深さが不均一で、産毛が多いという特徴があります。

硬毛化は治るの?

患者さまから最も多い質問です。
結論から言うと、多くの場合は適切な対応によって改善が期待できます。
実際には、
  ●レーザーの種類を変更する:例;産毛には蓄熱式(SHR方式)を優先する
  ●日焼け時期は施術間隔や出力を再調整
  ●出力不足が疑われる場合は波長変更(アレキサンドライト → YAG)
  ●医師が毛質と肌質を都度確認しパラメータを調整
などの対策が検討されます。
適切な方式選択とパラメータ管理により、硬毛化リスクは大幅に低減できます。
そのため、「毛が濃くなった気がする」と感じた時点で早めに医師へ相談することが大切です。

当院がMotus AX®を採用している理由

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、✨Motus AX®✨を導入しています。

Motus AX®は、アレキサンドライトレーザーを用いた”厚生労働省承認機”である”蓄熱式”医療レーザー脱毛機です。
一般的な脱毛では、
  「しっかり効かせたい」
  「でも痛いのは嫌」
という悩みがあります。
特に、
  ●顔脱毛
  ●うなじ脱毛
  ●背中脱毛
など硬毛化が問題となりやすい部位では、痛みのために十分な出力を使用できないこともあります。

Motus AX®は、一般的なアレキサンドライトレーザーとは異なり、レーザーを滑らせながら少しずつ熱を蓄積させる「Moveo®テクノロジー」を採用しています。
従来の脱毛で問題となる 
  「痛み」
  「熱さ」
に配慮しながら施術しやすいことが特徴
です。
また、産毛が多い部位や敏感肌の方でも施術を継続しやすいことメリットがあります。

当院の医療脱毛で行っている硬毛化対策

当院では初めの施術前に、
  ・毛質
  ・毛量
  ・毛の太さ
  ・肌色
  ・日焼けの有無
  ・過去の脱毛歴
をカウンセリングを行うスタッフだけではなく、皮膚科専門医の医師が実際に確認し、患者さま一人ひとりに合わせた照射設定を行っています。
また、顔・うなじ・背中など、硬毛化リスクが比較的高い部位では特に慎重に経過を確認しています。
万が一硬毛化が疑われる場合にも、状態に応じて照射条件や治療方針を見直しながら対応しています。

医療脱毛は自己処理による肌トラブル予防にもつながります

医療脱毛のメリットは、単に毛を減らすことだけではありません。
自己処理による
  ●カミソリ負け
  ●毛嚢炎
  ●色素沈着
  ●埋没毛

などの予防にもつながります。

長期的にみると、肌への負担を減らしながら清潔な状態を維持しやすくなることも大きなメリットです。

皮膚科専門医からのメッセージ

硬毛化は確かに存在する副作用ですが、決して「医療脱毛は危険」という意味ではありません。
大切なのは、患者さまの肌質や毛質に合わせた適切な診療と照射設定です。
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、女性皮膚科専門医が診察を行い、患者さま一人ひとりに合わせた医療レーザー脱毛をご提案しています。

 ●顔脱毛を検討している
 ●うなじや背中の硬毛化が心配
 ●他院で硬毛化を指摘された
 ●痛みに配慮した医療脱毛を受けたい
という方は、お気軽にご相談ください。

✨ 自由診療のカウンセリング予約はこちら↓✨

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監修医師

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長

つつみ みどり