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ハイドロキノン外用はどれを選ぶ?JMEC®ナノHQクリーム・DRX®HQブライトニング®・ZO®スキンヘルスのミラミンの違いを皮膚科専門医が解説

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~あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院~

はじめに|ハイドロキノンは「濃度」だけで選ぶ時代ではありません

ハイドロキノン(hydroquinone;HQ)外用治療というと、「何%だと効くの?」「強いと危険なのでは?」など“濃度”を気になさる方がいらっしゃいます。
しかし、皮膚科診療の現場で重要なのは、
 ・どのように皮膚へ届くよう設計されているか
 ・どの範囲に、どんな目的で塗る前提なのか
という点です。
同じ濃度のハイドロキノンを含んでいても、
 ・粒子サイズ(ナノ化の有無)
 ・剤形(クリーム/液状)
 ・浸透率
 ・全顔かポイント使用かという目的に応じた設計
などの違いがあり、効果の出方も、副反応の出やすさも大きく変わります。

ここでは、あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院で取り扱っている
   ●JMEC® ナノHQクリーム
   ●DRX® HQブライトニング®
   ●ZO® スキンヘルス ミラミン

について、皮膚科専門医の視点から詳しく解説します。

◎JMEC® ナノHQクリーム

―「ナノ化」の本質は“かぶれにくさ”にある―

「ナノ」とは何か?

「ナノ」とは、成分を非常に細かく均一なサイズにする技術です。
JMEC®のナノHQにおけるナノ化は、浸透を強めるためではなく、刺激を均一化するために用いられています。
ハイドロキノンは刺激性を持つ成分で、局所的に濃度が高くなると赤みやかぶれを起こしやすくなります。
ナノ化することで、
  ・皮膚表面でムラなくなじむ
  ・局所的な高濃度部分を作りにくい
  ・刺激が一点に集中しにくい
という、安全性を重視した設計になっています。

剤形と適した使い方

JMEC®ナノHQは、比較的しっかりしたクリーム基剤で、広がりすぎません。
そのため、
  ・小さなしみ
  ・レーザー後の色素沈着予防
  ・敏感肌・かぶれやすい方
といった 「ポイント使用」 に非常に向いています。
*ハイドロキノンを効かせたいけれど、トラブルは絶対に避けたい場面がJMEC®ナノHQの得意分野です。安心してポイント使いしやすい製品です。

◎DRX®HQブライトニング®

― とろみのある液状基剤が生む「浸透性」 ―

DRX®はなぜ液状なのか

DRX®ハイドロキノンの最大の特徴は、とろみのある液状(ローションに近い)基剤です。
液状基剤は、
  ・皮膚表面で均一に広がりやすい
  ・角層全体にムラなくなじみやすい
  ・点ではなく「面」で作用させやすい
という利点があります。

実臨床での使い分け

DRX®は
  ・ポイント使いも可能
  ・ある程度広めにも塗れる
  ・浸透性を意識した治療ができる
という中間的ポジションの製剤です。
*広範囲に使用したい場合や、浸透性を重視したいときに適しています。

また、こちらは保湿効果に優れている製品です。
DRX®VCコンセントレートと広範囲でダブル使用する際に得られる相乗効果が高く、翌日はプルプル肌を実感できます。

◎ZO® スキンヘルスのミラミン

― 全顔治療を前提とした“攻めのハイドロキノン” ―

ミラミンは「単剤治療」ではない

ミラミンは、ハイドロキノン4%を主成分としながらも、スキンヘルス全体を立て直すプログラムの一部として設計されています。
 〇ハイドロキノン4%
 〇ビタミンC・Eなどの抗酸化成分
 〇バリア機能をあえて動かす基剤設計
これらはすべて、顔全体の色調・質感を底上げすることを目的としています。

他剤併用を前提とした設計

ミラミンは
  ・全顔使用
  ・ビタミンAのレチノール/トレチノイン併用
  ・反応を見ながら調整
を前提とする製剤です。
その分、赤み・皮むけが出やすく、皮膚科専門医の管理下で使用することが不可欠です。

JMEC®・DRX®・ZO®のミラミンの違い

製剤名剤形設計思想適した使い方
JMEC® ナノHQクリームナノ化による刺激の均一化ポイント使用・敏感肌
DRX®
HQブライトニング®
とろみのある液状浸透性・面での作用ポイント〜広め
ZO®スキンヘルス
ミラミン
クリーム全顔・他剤併用前提攻めの全顔治療

皮膚科専門医としての使い分けの考え方

当院では、次のように整理しています。

かぶれにくさ最優先・ポイント使用 → JMEC®の ナノHQ
✨ポイント〜広め・浸透性と保湿効果を重視 → DRX®のHQブライトニング®
✨全顔・他剤併用・攻めの治療 → ZO®スキンヘルスのミラミン

「どれが一番強いか」ではなく、今の肌にどの設計が合っているかが最重要です。

まとめ|ハイドロキノン治療は「専門医管理」が鍵

ハイドロキノン治療は、
  ・成分
  ・剤形
  ・使用範囲
  ・併用治療
を総合的に判断する必要があります。

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、皮膚科専門医が肌状態を見極め、最も安全で効果的な製剤選択をご提案しています。
ハイドロキノンやシミ治療にご興味のある方はご相談ください。

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監修医師

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長

つつみ みどり