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しみ、くすみ

「くすみ」とは肌の表面がぼんやりと暗く見え、透明感が失われた状態です。くすみの一部に肝斑が含まれます。
顔色が悪く見え、実年齢よりも高く見られてしまうことがあります。

くすみの原因は様々です。
一般的には、乾燥によるくすみ、血行不良によるくすみ、メラニンの蓄積によるくすみ、蓄積した古い角質によるくすみ、肌の糖化によるくすみ等に分類されます。

私の経験では、肌に十分な水分が補われていないことや肌を過度に摩擦することによる乾燥性のくすみ、
メラニンの蓄積によるくすみ、の患者様がとても多い印象です。
その次に、ホルモンバランスによるくすみ、蓄積した古い角質によるくすみ、と続きます。
それぞれの原因により、対処法が異なります。
間違ったスキンケアでは、いくら努力しても残念ながら悪化してしまうこともあります。

当院では、皮膚科専門医により皮膚の状態を正しく診断し、それぞれの患者様にあったスキンケア、治療法をご提案しています。

当院のモットーは、「正しくきちんとケアした場合に得られる最大限にきれいで健康的な肌作り」です。
また、改善した良好な肌状態を維持できることを目指しております。
美容外科的な施術は行っておらず、過度に若返りは求めていません。
私自身が長年しみ、くすみに悩んでおり、特に産後にしみが濃くなり辛かった経験があります。

肌の改善を目指したい患者様の気持ちに寄り添えればと思います。

「メラニンの蓄積によるくすみ」の場合、
内服薬ピコトーニング美白点滴としてビタミンC点滴や白玉点滴がおすすめです。
外用では、自宅での徹底的な保湿とビタミンC、ビタミンA(レチノールなど)、トラネキサム酸やハイドロキノンなどの適切なスキンケアを診察時にご紹介します。

ピコトーニングにおいては機器のランク、波長も様々で、用いる機器や、照射のJ数、照射方法によっても効果に明確な差が出ます。
当院はキュテラ(CUTERA)社のピコレーザー・エンライトン(enlighten)SR(厚生労働省承認医療機器)を使用しており、最高級の医療機器です。

また、スキンケア商品の中には、良いと言われていても単独で使用すると効果が得られにくいものがあり、
さらに刺激症状が出た場合にかぶれなのか、いわゆる好転反応による一時的なものなのか、の的確な診断が重要と考えます。

無数にある選択肢の中、当院でご紹介してるスキンケア商品、施術はすべて私もスタッフもしっかりと経験し、高い効果を実感したものものだけです。

ドクターズコスメでは、『ZO®(ゼオ)スキンヘルス』の商品を取り扱っております。
市販のものと比較すると濃度も効果も圧倒的に高い基礎化粧品です。
それなりに費用がかかることもありますので、ラインナップをすべてご紹介するのではなく、患者様に必要最小限のものをご提案できるように心がけております。
ZO®スキンヘルスの商品は医師の診察が必要です。ご興味のある方はぜひご相談ください。

しみ・くすみの予防には飲む日焼け止めサプリメントとして有名な『U・Vlock(ユーブロック)』もおすすめです。
UVにより増えた活性酸素はしみやシワ、たるみの老化の原因となります。
飲む日焼け止めサプリメントは、活性酸素を除去し、同時に紫外線によるDNAの損傷を修復し、
体を内側からケアする働きがあります。
U・Vlockを内服しているからと言って、日焼け止めクリームを塗らなくて良いというわけではありません。
帽子、サングラス、日傘、アームカバーなどの物理的な遮光対策をしっかり行った上で、
それでも肌の奥深くまで通過してくる紫外線によるダメージからU・Vlockは体を守ってくれます。
特に夏にレジャーの機会がある際には重宝するサプリメントです。

U・Vlockは、スペインのローズマリーの葉とシトラスの果実から抽出したニュートロックスサンというポリフェノールが主成分です。
高い抗酸化作用を有します。

似たような製品は多くありますが、U・Vlockは国内製造と植物由来で安心な点、1粒で24時間の効果を期待できるため、同日内に何度も飲みなおす必要がない点がメリットです。

最近では、『U・Vlock プレミアムブライト』というワンランク上の商品も発売されています。
こちらは今までのU・Vlockの成分に加え、パイナップルから抽出されたブライトニングパインという成分や、
ビタミンCが新たに加わっており、さらに高いブライトニング効果を期待できます。


「乾燥によるくすみ」
現在の肌の状態に対しては保湿が不足している
(ご自身の肌質を脂性肌と考えている、もともとがベタベタするスキンケが過度に苦手で化粧水と乳液までしか行っていない、
ニキビ肌のためにはさっぱりとしたスキンケアがよいと信じ込み保湿を極力控えようとしているなど)、

または必要以上の摩擦を行うことで水分が失われている(美顔器によるマッサージやマスク着用による擦れ、
就寝時の枕での擦れ、運動による汗をタオルや服で強く擦るなど)、方が多いです。

私たちも医療従事者という立場上、さらにコロナ渦での徹底した感染予防が必要であった時期もあったことより、常時マスク着用が必須の生活です。
日中の紫外線暴露を防ぐためにも、自宅以外では夏でもマスクを着用する日々です。
その状況下でも、なるべく肌荒れしないようなスキンケアを目指しています。

患者様に指導させて頂く内容は、私たちスタッフも常に行うように気をつけていることばかりです。

乾燥によるくすみこそ、適切なスキンケアで大きく改善が期待できます。
なお、プラセンタ注射水分保持能力の向上に役立ちます。

「血行不良によるくすみ」には、
血流を改善する内服薬(漢方を含む)や外用薬をおすすめします。
プラセンタ注射代謝を改善する効果があり役立ちます。

ホルモンバランスによるくすみには、POTENZA(ポテンツァ)の肝斑モードでの施術が奏功する症例があり、
必要な場合は経過を見ながらご提案いたします。

「蓄積した古い角質によるくすみ」には、
サリチル酸ピーリングウォーターピーリングピコトーニングをおすすめします。
いずれの施術を行う場合も、日頃の十分な保湿対策は欠かせません。

●「肌の糖化によるくすみ」とは、
余分な糖や脂質とタンパク質が結びついて、変色することです。
肌の糖化が起こると、AGE(終末糖化産物)という物質が発生し、褐色のAGEが肌に蓄積することでくすみにつながります。
生活習慣や食生活の見直しが必要です。

いずれも患者様がどの状態か、まずはカウンセリングにて的確に判断させて頂ければ幸いです。

しみついて

「しみ」は、10代の頃から悩んでいらっしゃる方も多く、さらに長年の日光の蓄積などでだんだんと色調が濃くなるため、
悩んでいらっしゃる方が特に多い皮膚症状の一つです。
出産を契機に悪化することもあります。
しみは、にきびやニキビ痕と並び、日常生活において最大の肌の悩みとなりえます。
その次に、たるみ、毛穴でお困りの方が多くいらっしゃいます。

他の方からも明確に分かってしまう「しみ」は、整容上、一度気になると毎日鏡を見る度に暗い気持ちになってしまうものです。
しみが改善して透明感が出てくると、清潔感が増します。表情も明るくなり、心理的に大きな自信につながります。

しみの原因としては紫外線暴露が関与している場合が多く、整容的な悩み以上に、DNA損傷による異型細胞の発現=癌化が怖いところです。
放置せずに向き合う必要があります。

皮膚科では、「しみ」は「くすみ」と区別して考えます。
くすみは適切なスキンケアでも改善することがありますが、一度定着してしまったしみは、塗り薬や飲み薬だけではなかなか消えません。

ピコレーザーでのしみとりの施術が必要です。
しみを1発ずつ壊していくピコスポットの施術を行う前には、「くすみ」の項で前述しましたように
ピコトーニングなどにより、先にくすみをなくしておくことが非常に重要です。
なぜなら、くすみは固定のしみよりも皮膚の表面に近い浅い部分にあるため、ピコスポットの波長で深い部分にあるシミの照射しようとしても、
表面のくすみに邪魔され、奥までエネルギーが届かないからです。
肝斑に対しピコスポットの波長のレーザーが照射されると、肝斑が悪化することが分かっています。
スピーディな改善を求めて、ピコスポットでの本照射を初めから希望される方が多くいらっしゃいます。
くすみが全くない状態なら十分に高い効果が得られます。
可能ならぜひ早めの本照射を行いたいところです。
しかし、くすみが併存している場合は、いくらうまく照射されたように見えても、シミが再発します。施術前とほぼ同程度に戻る場合もあります。
なるべく再発させないよう、また肌全体の日光劣化を改善させるように、事前にピコトーニングを行い「土台作り」をしておくことが必須です。
ピコトーニングと内服を先に行うことで、日光劣化からの回復には15年ほどの時間を要するという状況を数ヶ月間で巻きなおします。
くすみの改善以外にも、小じわや毛穴改善の効果を得られることがピコトーニングのメリットです。

当院はキュテラ(CUTERA)社のピコレーザー・エンライトン(enlighten)SR(厚生労働省承認医療機器)という最高級の医療機器を使用しています。
ピコレーザーの日本での第一人者である中野俊二先生に師事できた幸運な経験に深く感謝します。

しみには、日光黒子という紫外線の影響による一般的なしみの他に、
脂漏性角化症という乾燥や紫外線の影響で角化して茶色く厚くなった状態
(この場合はピコレーザーではなく、CO2:炭酸ガスレーザーが必要です)、
ADM(真皮メラノサイトーシス)という日光黒子よりも深い位置にあるアジア人特有の体質的なシミ、
外傷性色素沈着症、あざなど様々な種類があります。
外傷性色素沈着やあざの一部である異所性蒙古斑については保険が適用される場合があります。

ピコレーザーはしみに対し、最も効果が期待できる治療法ですが、魔法の施術ではありません
日頃の正しいスキンケアの積み重ねが重要です。

しみにお悩みの方は、まずはカウンセリングをご予約下さい。

*夏場はしみとり治療でああるピコレーザーが敬遠されがちですが、夏は紫外線に強く暴露される時期であり、肌トラブルが多いため、より適切なスキンケアが必要です。
紫外線の蓄積による潜在性のしみの悪化や、新たなしみの発生を最小限に抑えるよう、夏にこそピコレーザーが必要な時期です。
最近のレーザー治療は、当日または翌日からお化粧や日焼け止めクリームを使用することができます。
詳しくはコラムの『夏こそピコレーザーを始めるチャンス!夏にピコレーザーを行うメリットや施術後のポイントを詳しく解説』の項をご参照ください。