ZO®スキン バランサートナーで肌の土台を整える ― pH調整によるニキビ改善と美肌効果
東京都杉並区のあおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、ドクターズコスメ「ZO®スキンヘルス」を症状や肌質に合わせてご提案しています。
その中でも人気が高いのが、Calming Toner pH Balancer=バランサートナー✨

洗顔後に乱れがちなpHを整え、肌の土台を作ることで、ニキビ予防・保湿力向上・美容治療の効果アップに役立ちます。
本記事では、皮膚科専門医の視点から詳しく解説します。
バランサートナーとは?特徴と働き
バランサートナーは、洗顔後に傾きやすい肌のpHを弱酸性へ戻すことを目的とした化粧水です。
<主な配合成分>
●グリコール酸(角質ケア・pH調整)
●ハマメリスエキス(毛穴の引き締め)
●ヒアルロン酸・パンテノール(保湿・鎮静)
これらがバランスよく働き、「角質をなめらかにしつつ、潤いを守る」というドクターズコスメならではの機能を持っています。
<バランサートナーのすべての成分>
水、ハマメリス水、ポリソルベート80、グリコール酸、アラントイン、PCA−Na、メントキシプロパンジオール、ヒアルロン酸Na、
EDTA−2Na、パンテノール、キサンタンガム、安息香酸、クエン酸、水酸化Na、エチルヘキシルグリセリン、フェノキシエタノール、香料
成分ごとの働き
○グリコール酸・クエン酸
~バランサートナーの「弱酸性への誘導」のカギとなる成分です。~
●古い角質をやさしく除去し、ターンオーバーを促進することで、肌のくすみやごわつきを改善します。
●皮膚表面を弱酸性に戻し、アルカリに傾いた状態をリセットします。
●後に使うレチノールやビタミンCなど有効成分が浸透しやすい環境をつくります。
○ハマメリスエキス(ウィッチヘーゼル)

(ハマメリス)
~バランサートナーの「毛穴の引き締め・皮脂コントロール」のカギとなる成分です。~

ハマメリスは北米原産の落葉低木で、日本語では「アメリカマンサク」とも呼ばれます。
葉や樹皮に含まれる成分が収れん作用や抗炎症作用を持つことから「天然の皮膚コンディショニング成分」として
古くから民間療法や医薬品・化粧品に利用されてきました。
ハマメリスの効果
●毛穴の引き締め作用:タンニン類による収れん効果で、毛穴の開きを整えます。
●抗炎症作用:フラボノイドや精油成分が赤み・炎症を抑えます。
●皮脂コントロール:過剰な皮脂分泌を抑えるため、ニキビ肌やオイリー肌に適しています。
●肌の引き締め・テカリ防止:スッキリとした使用感で肌をリフレッシュさせます。
○ヒアルロン酸・パンテノール
~全体の浸透性・使用感のバランスを整える成分です。~
水分保持力を高め、敏感肌でも使いやすい穏やかな保湿効果を発揮します。
これらの作用により、バランサートナーは「pH調整」+「毛穴ケア」+「皮脂コントロール」 の3つを同時にサポートできる点が強みです。
pH調整とニキビ予防の関係
~バランサートナーはニキビ治療にも効果的です。~
肌表面は通常「弱酸性」が理想ですが、洗顔や摩擦でアルカリ性に傾くと、皮膚バリアの乱れ・炎症・ニキビ菌の増殖が起こりやすくなります。
バランサートナーは洗顔直後に肌のpHを弱酸性へと整えることで、
●ニキビ菌の増殖を抑制
●炎症を防ぎ、赤みを軽減
●その後に使うハイドロキノンやレチノールの浸透性をサポート
といったメリットを期待できます。
正しい使い方と注意点
○使用タイミング:洗顔後すぐ、最初に使用します。
→バランサートナーを初めに外用することで、肌を弱酸性に整える目的に加えて、次に外用する薬剤の成分を肌内部に有効に浸透させることができます。
○塗布方法:手でやさしく肌に馴染ませて下さい。擦らないようにしましょう。
○首や体への使用:接触皮膚炎を起こしやすいため、まずは顔のみで使用して下さい。
併用注意:レチノールやピーリング剤と併用する場合は、使用頻度を調整しながら行いましょう。
他の治療との相性
バランサートナーは、単独でも肌環境を整える効果がありますが、以下と組み合わせることでさらに効果を発揮します。
●バランサートナー×ピコレーザー治療:照射後のバリア回復を助けます。
●バランサートナー×ハイドロキノン外用:美白効果を安定させます。
●バランサートナー×レチノール(ビタミンA誘導体)外用:ターンオーバーを促しつつ刺激を和らげます。
これらを組み合わせたプランニングは、皮膚科専門医だからこそできるアプローチです。
Q&A
Q1.ZO®スキンヘルスのバランサートナーとDRX®VCコンセントレート、肌を弱酸性に導くのにより高い効果があるのはどちらですか?
A.肌の弱酸性環境をつくる目的なら、バランサートナーの方が効果があります。
・ZO®スキンヘルスのバランサートナー
→ グリコール酸などのAHAが配合されており、古い角質をやさしく除去しながら、肌表面を弱酸性に整える働きが強いです。
→ 皮膚のターンオーバーを促し、後に使う成分(ビタミンCやレチノール)の浸透もサポートします。
・DRX®VCコンセントレート(ピュアビタミンC配合)
→ ビタミンCそのものが酸性に近いので、使用中は肌を弱酸性に傾けやすいです。
→ ただしメインの役割は「抗酸化・美白・皮脂抑制」であって、pH調整剤として設計されているわけではありません。
弱酸性を“保つ”よりも、美肌効果や毛穴・皮脂対策に奏功します。
✨DRX®VCコンセントレートに関してはこちら↓✨
「肌を弱酸性に整える土台づくりはバランサートナー、ビタミンCはその上で効かせる美容成分」です。
Q2.ZO®スキンヘルスのシリーズを全部を揃えずに、バランサートナーだけを使っても効果がありますか?
A. バランサートナーの単独使用も肌を安定させるのに高いメリットがあります。
Q3. ZO®スキンヘルスのバランサートナーとDRX®VCコンセントレートの両方ともを塗りたいときは、どの順番で塗ったらいいですか?
A. 先にバランサートナー、2番目にVCコンセントレートを塗りましょう。
・にきび肌、日焼け後の早期改善目的の場合(即効性と高い抗酸化作用がほしい時)
→1日2回とも、先にバランサートナー、2番目にVCコンセントレートを塗りましょう。
・肌の維持目的
→朝はVCコンセントレート、夜はバランサートナーを使用してください。
まとめ ― バランサートナーは“肌再生の土台”

バランサートナーは、
●肌のpHを整えてニキビを防ぐ
●保湿と鎮静でスキンケア効果を高める
●美容治療やドクターズコスメの効果を底上げする、
といった役割を持つ、スキンケアの基盤アイテムです。
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、患者さま一人ひとりの肌質やライフスタイルに合わせて、
ZO®スキンヘルスの使用プランをご提案しています。
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監修医師
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長
つつみ みどり