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ピコレーザー後の化粧はいつから?ダウンタイムと正しいケアなど詳細解説

ピコレーザーはしみやくすみ、そばかすなど幅広い悩みに対応できる美容医療の一つです。施術後、早くメイクをしたい気持ちはあるものの、肌トラブルを避けるためには適切なタイミングとケアが大切になります。

本記事では、ピコレーザー後の化粧はいつからOKか、ダウンタイム中の肌状態、正しいスキンケアのポイントなどを詳しく解説します。施術前後の疑問を解消し、安心して治療を受けられるよう参考にしてください。

ピコレーザー施術後はいつから化粧可能?

ピコレーザーは、しみやそばかす、くすみなどを改善する高性能なレーザー治療として、美容医療の現場で広く活用されています。従来のレーザー治療に比べてダウンタイムが短く、施術翌日からメイクが可能とされる点も、多くの方にとって魅力です。しかし、施術の種類や肌の状態によって化粧ができるタイミングは異なります。

ピコレーザーの概要と種類

ピコレーザーは、1兆分の1秒という極めて短い照射時間(ピコ秒)でレーザーを照射する治療法です。肌へのダメージを最小限に抑えつつ、メラニンだけを微粉砕することで、しみ・くすみ・そばかすなどの改善に優れた効果を発揮します。代表的な施術としては以下の3種類があります。

ピコレーザー(しみ取り)

濃いしみから薄いしみまで幅広く対応し、ピンポイントで照射して除去します。ガーゼ処置が不要で、肌への負担が軽減されているのが特徴です。

ピコトーニング

肝斑やくすみ、ニキビ跡などを薄くし、肌全体のトーンアップを目指す施術です。非常にやさしい照射で、複数回受けることで徐々に効果を実感できます。

ピコフラクショナル(MLA)

コラーゲンやエラスチンの生成を促し、小じわや毛穴の開き、肌質改善に適しています。麻酔が必要なこともありますが、ダウンタイムは短めです。

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、これらの施術はすべて、厚生労働省に承認された「エンライトンSR」などの最新機器で行われ、安全性にも配慮されています。

化粧可能なタイミング

ピコレーザー施術後のメイク再開時期は、施術の種類によって異なります。それぞれ解説します。

ピコレーザー(しみ取り)

施術翌日からメイクが可能です。レーザー照射部分が薄いかさぶたになる場合がありますが、強くこすらなければ化粧で隠すこともできます。

ピコトーニング

施術直後からメイク可能ですが、肌への刺激を考慮し、翌日からのメイク再開が推奨されています。赤みが出ることもあるため、敏感な方は一晩空けてからの方が安心です。

ピコフラクショナル(MLA)

施術後は赤みや乾燥が強く出ることがあり、翌日以降のメイクが基本とされています。2〜3日で落ち着くケースが多いですが、肌の状態を見て慎重に判断しましょう。

ピコレーザーは効果だけでなく、施術後の生活への影響が少ない点でも人気を集めています。化粧の再開タイミングを正しく理解し、美しい肌の仕上がりを維持しましょう。

ピコレーザー施術後の肌状態とダウンタイムの特徴

ピコレーザーは、しみ・そばかす・くすみ・肝斑・ニキビ跡など、さまざまな肌悩みに対応できる人気の美容医療機器です。照射時間が極めて短く、肌へのダメージが少ないのが大きな特徴で、施術直後でも日常生活に戻りやすいとされています。

しかし、肌にレーザーを照射する以上、赤みや炎症などの反応が一時的に現れる「ダウンタイム」は避けられないこともあります。詳しく説明します。

ダウンタイムにはどんな症状が出る?どのくらい続く?

ピコレーザーのダウンタイムは比較的短く軽度とされていますが、照射直後は以下のような肌の変化が現れることがあります。

  • 軽度の赤み
  • ヒリヒリ感
  • 乾燥
  • かさぶた(特にしみ取りの場合)

とくに、ピコレーザー(しみ取り)治療の場合は、ピンポイントで強めの出力で照射するため、かさぶたが形成されることが多く見られます。こうした反応は肌が回復する過程で自然なものであり、無理に剥がさず、優しくケアすることが大切です。

ダウンタイム期間は1週間~2週間程度

ダウンタイムは通常、1週間から2週間程度が目安とされることが多いですが、施術方法や個人の体質・肌の状態によって期間は前後します。また、ピコレーザーは複数回の施術を組み合わせることもあり、照射する深さや出力が変われば、ダウンタイムの症状も変化するのが必然です。

たとえば、単発でしみやそばかすにピンポイント照射するピコレーザー(しみ取り)治療の場合、翌日からメイクが可能とされていますが、照射部位によってはガーゼ保護を推奨されるケースもあります。

クリニックでは施術後のダウンタイム軽減や感染予防のため、照射部位に保護テープを貼ったり、塗り薬を処方したりする場合があります。ダウンタイム中に肌のトラブルを防ぎ、より早く正常な状態に戻すためには、医師や看護師の指導に基づいたアフターケアを行うことが大切です。

ピコレーザー後に気をつけたいアフターケアと具体的な注意点

ピコレーザー施術後の肌は敏感になっているため、普段以上に入念なアフターケアが求められます。ここでは、ダウンタイム中に押さえておきたいポイントをいくつか紹介します。

肌をこすらない・刺激を与えない

最も大切なのは「肌をこすらない」ことです。洗顔やクレンジングのときに強くこすってしまうと、剥がれかけのかさぶたを無理に取ってしまう可能性があります。

また、摩擦が強いスポンジやブラシでのメイク落としは避け、できるだけ刺激の少ないクレンジング方法を選んでください。コットンも肌への刺激になることがあるので、ダウンタイム中は手のひらを使ったやさしいケアがおすすめです。

紫外線対策を徹底する

ピコレーザー後の肌は紫外線の影響を受けやすいため、しみや色素沈着を防ぐためにも徹底した紫外線対策が欠かせません。

外出する際に日焼け止めを塗るだけでなく、帽子や日傘、サングラスなどを併用して物理的なUVカットを行うのが効果的です。くもりの日でも紫外線は降り注いでいるので、日常的に習慣化しておきましょう。

乾燥対策を万全に行う

紫外線対策と同様に、保湿ケアを丁寧に行う必要があります。施術後の肌はバリア機能が低下しているため、乾燥が進むとトラブルが起こりやすくなります。洗顔後は速やかに化粧水や保湿クリームを使い、水分と油分をバランス良く補給してください。敏感肌用や低刺激性のスキンケアを中心に選ぶと、肌への負担を軽減できます。

また、入浴後など肌が温まっているときに保湿すると、浸透力も高まるのでおすすめです。

内服薬、外用薬の使用

施術当日は、炎症を抑えるために軟膏を塗ります。医師やスタッフの指示に従って、正しく塗布してください。

また、施術の効果をより高めるために、内服薬や外用薬が処方される場合もあります。例えば、美白効果や抗酸化作用を持つ飲み薬や、色素沈着を予防する塗り薬などです。これらの薬を正しく使うことで、ダウンタイム中の赤みやシミを防ぎ、仕上がりをより良くすることが期待できます。

クリニックでは施術後の経過観察も含め、個人の肌状態に合わせた薬を提案してくれることが多いので、不明点があれば気軽に医師へ相談してみてください。

かさぶたができた場合の注意点

ピコレーザー施術後の経過は、施術の種類や照射出力、部位の状態によって異なります。ピコレーザーの場合、しみを薄いかさぶたにして除去します。その際の注意点について解説します。

かさぶたの注意点

かさぶたは治癒の過程で自然に剥がれ落ちるもので、無理に取ってしまうと肌の組織がまだ完全に再生していないまま露出することになります。色素沈着だけでなく、傷跡が残る可能性もあるため注意が必要です。

かさぶたがある間は、患部への摩擦や厚塗りを厚塗りを避けるとともに、保護テープやガーゼで覆うなどして刺激を最小限に抑えましょう。洗顔やクレンジングもなるべく負担が少ない方法を選ぶことが大切です。

かさぶたができない場合もしっかりケアを

ピコトーニングや弱い出力のピコレーザー施術であれば、かさぶたにならずに赤みや乾燥が生じる程度で済むことがあります。その場合でも、肌が刺激を受けて敏感になっているのは変わりません。

化粧をするときは、保湿を十分に行ったうえで刺激の少ないコスメを選び、念入りに紫外線対策を行いましょう。症状が軽いと放置しがちですが、保湿不足や紫外線ダメージが重なると、思わぬ肌トラブルに発展することもあるので油断せずにケアしてください。

ピコレーザー施術のクリニック選びで失敗しないためのポイント

ピコレーザーはしみやそばかす、くすみの改善に効果が期待できる美容医療ですが、その効果を最大限に引き出すには、適切なクリニック選びが重要です。ここでは、初めての方でも安心して施術を受けられるように、クリニック選びで押さえておくべきポイントを解説します。

カウンセリングで丁寧に診断してくれるか

ピコレーザーを検討する際は、まずカウンセリングの質を確認しましょう。自分の肌質や悩みに対して的確な診断を行い、最適な施術方法を提案してくれるクリニックであれば、治療の満足度も高くなります。初回カウンセリング時に、肌状態のチェックやリスク説明が丁寧であるかを見極めることが大切です。

医師の専門性と実績をチェック

施術を担当する医師の専門性や症例実績も、クリニック選びでは欠かせない要素です。美容皮膚科やレーザー治療に精通している医師であれば、肌トラブルへの対応力も高く、万が一のリスクにも適切に対応してくれるでしょう。

また、症例写真や患者レビューなどを参考に、実際に施術を受けた人の声を確認するのもおすすめです。

使用するピコレーザー機器の種類と性能

ピコレーザーには複数のメーカーや機種があり、機器によって対応できる症状や効果が異なります。たとえば、「エンライトンSR」や「ディスカバリーピコ」など、厚生労働省承認機器を採用しているクリニックは信頼性が高く、安全性にも優れています。

しみ・くすみ・肝斑など、自分の悩みに合った機器を導入しているかどうかも事前に確認しておきましょう。

アフターケアの体制が整っているか

施術後のダウンタイムや肌トラブルに備えて、アフターケアの体制がしっかりしているクリニックを選ぶことも大切です。

  • 施術後に処方される塗り薬の内容
  • 施術後の肌状態に対するフォローアップ

など、治療前に具体的な対応を説明してくれるクリニックは安心感があります。

費用や通院回数も納得できるか確認を

ピコレーザーは1回で効果を実感できるケースもありますが、症状によっては複数回の通院が必要となることもあります。そのため、費用・通院回数・キャンセルポリシーなどについても事前に確認し、納得したうえで施術に進むようにしましょう。

また、極端に安価なクリニックは慎重に検討しましょう。施術内容や使用機器の質、医師の対応などを総合的に判断し、コストだけで選ばないことが後悔しないポイントです。

まとめ

ピコレーザー施術後の肌状態次第では、当日から化粧できることもありますが、かさぶたができた際は自然に剥がれるまで待つことがすすめられます。1〜2週間程度のダウンタイム中は肌をこすらず、紫外線対策と保湿を徹底し、薬は医師の指示通り使用しましょう。刺激の少ない化粧品を選び、優しくクレンジングすると安心です。

しみやそばかす、肌悩みを解消して、美肌を目指している方は、クリニックでのカウンセリングを通じて、安心して治療に取り組んでみてください。

監修医師

あおい皮フ科クリニック 院長

つつみ みどり