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どんなしみにハイドロキノンは効く?

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~ハイドロキノンの効果を最大限に発揮するシミ治療。皮膚科専門医が解説~

はじめに

ハイドロキノンは「しみ治療の定番」として知られていますが、実際の診療では、
  ・効いた人
  ・ほとんど変わらなかった人
  ・逆にトラブルが出てしまった人
がはっきり分かれます。

この違いを生む最大の理由は、「しみの種類が合っていたかどうか」です。

ハイドロキノンは“どんな茶色のしみにも効く薬”ではありません。効きやすいしみには、はっきりとした共通点があります。
このコラムでは、ハイドロキノンの作用機序を踏まえながら、「効果が期待できるしみ」を具体的に解説します。

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ハイドロキノンが効く理由(作用機序)

ハイドロキノンは、メラニンを作る酵素(チロシナーゼ)を阻害し、メラノサイトの活動を抑制することで、「新しいメラニンが作られるのを防ぐ」外用薬です。
つまり、『 すでに”真皮”(皮膚の真ん中にある厚みを持った層)に沈着しているメラニンを消す薬ではない!!』という点が重要です。
そのため、”表皮”メラニンが主体のしみほど効果が出やすくなります。

ハイドロキノンが効きやすい代表的なしみ

① 老人性色素斑(日光黒子=いわゆる“日光じみ”)

もっともハイドロキノンの効果が期待できるのが、老人性色素斑です。

老人性色素斑特徴として、
  ・紫外線が原因
  ・境界が比較的はっきり
  ・茶色〜濃褐色
  ・加齢とともに増える
といった点があります。

このタイプのしみは、”表皮”のメラニン増加が主体であるため、ハイドロキノンが作用しやすいのです。

② 炎症後色素沈着(PIH)

ニキビ、虫刺され、かぶれ、やけどなどのあとに残る炎症後色素沈着も、ハイドロキノンが有効なケースが多いしみです。
炎症が完全に落ち着いたあとであれば、新たなメラニン産生を抑え、自然なターンオーバーを助けることで、色調の改善が期待できます。
ただし、炎症が残っている段階では使用しないことが重要です。

③ ピコレーザー治療後の色調調整

レーザー治療後は、一時的にメラニン産生が活発になり、炎症後色素沈着が起こりやすい状態になります。
このタイミングで、刺激の少ないハイドロキノンを適切に使用することで、色素沈着の予防・改善に役立つことがあります。

*上記①②は一般的によく説明される内容ですが、私の経験では、とくに➂ のピコレーザー治療後の色調調整時や、過去のコラム:『ハイドロキノンとは?シミ治療の代表的外用薬を皮膚科専門医が解説』と『ビタミンA完全ガイド~第三弾~|エンビロン®とゼオ®スキンヘルスの違いを徹底解説』でご説明した”ビタミンAとの併用治療”でハイドロキノンの効果が上手く発揮されます。

ハイドロキノンが効きやすい「しみ」の共通点

まとめると、ハイドロキノンが効きやすいしみには、以下の共通点があります。
   〇表皮にメラニンが多い
   〇境界が比較的はっきりしている
   〇進行が落ち着いている
   〇炎症がない

逆に、真皮(皮膚の深い部分)にメラニンが存在するしみ(ADM;真皮メラノサイトーシスなど)では、効果は期待できません。

効果を最大限にするために大切なこと

ハイドロキノンの効果は、
  ・シミの状態・種類
  ・製剤選択(JMEC®ナノHQ・ZO®スキンヘルスのミラミン・DRX®HQブライトニングなど)
  ・使用量
  ・使用期間
  ・使用するタイミングやビタミンA製剤との併用療法
  ・紫外線対策
によって大きく左右されます。

「効かない」と感じる場合、しみの診断そのものが違っているケースも少なくありません。

まとめ

ハイドロキノンは、条件があったシミに非常に効果的な外用剤です。
しかし、使用方法やタイミングを間違うと、刺激も出うる薬剤なので、トラブルになりかねません。

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、しみの種類を皮膚科専門医が診断したうえで、ハイドロキノン外用・内服治療・ピコレーザー治療などを組み合わせてご提案しています。

「自分のしみには何が効くのか知りたい」そんな時は、ぜひ皮膚科専門医にご相談ください。

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監修医師

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長

つつみ みどり