子どもの医療レーザー脱毛、早すぎない?成長・効果・デメリットを皮膚科専門医が解説
子どもがヒゲや体毛を気にし始めたら医療レーザー脱毛は「検討できる」治療です
「ヒゲや体毛を友人にからかわれた」
「毎日体毛を気にして抜くのが癖になってきた」
このようなきっかけで、お子さんご自身や親御さんから医療レーザー脱毛の相談を頂くことが増えています。
特に近年は、見た目の悩みが自己肯定感の低下に影響しやすい時代でもあります。
一方で、
「まだ子どもなのに脱毛して大丈夫?」
「成長に悪影響はないの?」
と親御さんが不安に思われるのは当然です。

あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、女性の皮膚科専門医の立場から、医学的な安全性とお子さんの気持ちの両方を大切にした診療を行っています。
結論として、子どもの医療レーザー脱毛は
“必ずやる治療ではありません”が、ご本人が気にし始めた時点で、皮膚科専門医の診察のもと”検討できる治療”です。
子どもの医療レーザー脱毛は「早すぎる」のか?
親御さんから最も多く聞かれるのが、「年齢的に早すぎないか」というご質問です。
特に小学生のお子さんを持つ親御さんは心配になられることでしょう。
実は、医療レーザー脱毛に明確な年齢制限はありません。
重要なのは、
・年齢だけで判断しないこと
・成長段階・肌の状態・毛の状態・子供さんの意思を総合的に評価すること
です。
特に小児では、御本人がどの程度気にしているか?が非常に重要な点です。
私も子を持つ一人の親として、お子さんの気持ちも親御さんの気持ちもよく分かります。
施術の安全性については大人が吟味しながら、お子さんには笑顔で心身ともに健康的な日常生活をおくってほしい、というのが親の願いですね。
医療レーザー脱毛は「永久脱毛」ではありません
これは医療レーザー脱毛において、一般的によく間違われてしまう点です。
レーザー脱毛は永久脱毛ではなく、「永久”減毛”」(毛の量・太さを減らす)です。
成長期の子どもでは、
・思春期
・ホルモンバランスの変化
により、将来的に再び毛が増える可能性があります。
そのため、小児の脱毛では、生涯毛を生えなくすることがゴールではなく、今の悩みを最小限に軽減する医療的サポートとして考えることが大切です。
それでも小児が医療脱毛をする意味はあるの?
私はあると考えます。
皮膚科診療の現場では、以下のようなケースで治療の意義を感じます。
・体毛が原因で学校生活に影響が出ている(例:体育の授業などでの肌を露出しやすい場面など)
・毛の自己処理による肌荒れ・毛包炎・ニキビを繰り返している
・見た目の悩みから自信をなくしている
毛量が減ると、
✔ 自己処理が楽になる
✔ 肌トラブルが減る
✔ 気持ちが前向きになる
といった変化が期待できます。
子どもには「痛みの少ない脱毛」が大切です
小児脱毛で最も配慮すべきなのは、痛みと皮膚への負担です。
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、子供さんにも安全に施術可能な選択肢となり得る”蓄熱式”(SHR方式)医療レーザー脱毛を採用しています。
(当院採用のイタリアDEKA社製”Motus AX®(モータス エーエックス)”は厚生労働省から安全性および効果を認められた薬事承認機器です。)

蓄熱式レーザーの特徴
〇低出力の熱をじわじわ蓄積させる方式
〇強い痛みが出にくい✨
〇成長期の肌にも優しい✨
〇脱毛への恐怖心が少ない✨
脱毛治療を受けたいけれど「痛そうで無理かも…」と感じているお子さんでも、比較的安心して受けやすいレーザーです。
🎀熱破壊式と蓄熱式レーザーの違いについてはこちら↓ 🎀
何歳から医療脱毛を相談できるの?
「何歳から脱毛できますか?」というご質問をよく頂きますが、年齢だけで一律に判断はしません。
当院では、
・本人が治療を強く希望しているか
・説明を理解できるか
・肌トラブルがないか
・レーザー脱毛が効きそうな毛の状態か
を確認し、女性の皮膚科専門医が個別に判断しています。小学生のお子様でもご相談を頂くことは決して早すぎません。
産毛ならレーザー脱毛はしない方がいい?
結論から申し上げると、「原則は慎重に判断する」、しかし、「必ずしも“絶対に行わない方がよい状態”ではない」ということです。
なぜ産毛は慎重になるのか
医療レーザー脱毛は「メラニン(黒さ)に反応して毛包に熱を与える治療」です。
産毛は、色が薄いこと、細くメラニン量が少ないことから、レーザーの反応が弱くなってしまいます。
その結果、
・効果が出にくい
・熱が中途半端に入る
・まれに硬毛化(毛が太くなる現象)を起こす可能性がある
というリスクがあります。
特に成長期の小児では、毛包が未成熟で変化しやすいため、「産毛だけを目的にした脱毛」の場合は慎重に考えます。
「産毛じゃない毛」はどんな毛?
皮膚科では、毛を見た目だけでなく成長過程を考えながら医学的に評価します。
| 毛のタイプ | 特徴 | レーザー反応 |
|---|---|---|
| 産毛(軟毛) | 細い・薄い・柔らかい | 反応しにくい |
| 中間毛 | やや太く色がある | 条件次第で反応 |
| 終毛 | 太い・黒い・硬い | 反応しやすい |
小児でも、ひげ・わき・Vライン・すね等はすでに「終毛〜中間毛」になっていることが多く、この場合はレーザー脱毛が有効な選択肢になり得ます。
小児の産毛は「待つ」という選択も正しい
皮膚科では、「今はまだ産毛が主体なので、成長とともに毛質が変わってから考えましょう」とお伝えすることがあります。
これは“今は脱毛するのに適した時期ではないという判断”です。
無理にレーザーを当てるより、
・肌を守る
・将来の選択肢を残す
ことの方が、結果的にメリットが大きい場合もあります。
それでも悩んでいる場合は?
以下のような場合は、個別判断が必要です。
・他人にからかわれて強い心理的負担がある
・剃毛で肌荒れ・ニキビを繰り返している
・すでに太い毛も混在している
この場合 ・部位限定・出力を抑えた蓄熱式・経過を見ながらの慎重な照射 などの方法を検討します。
Q&A

Q1. 子どもの医療レーザー脱毛は本当に安全ですか?
A. 医療レーザー脱毛は皮膚と毛包に作用する治療であり、成長発育課程や内臓への影響はありません。
どの施術にもメリットとデメリットは必ずあるものですが、皮膚科専門医が肌状態・毛質を確認した上で行えば、安全性は高い治療です。
Q2. 何歳から脱毛できますか?
A. 明確な年齢制限はありません。
年齢よりも「本人の希望・意思が強いか」「治療内容を理解できるか」「肌状態が安定しているか」「毛がレーザーに適した状態か」を重視します。
Q3. 産毛でも脱毛してよいですか?
A. 産毛はレーザーが反応しにくく、成長期の子どもでは慎重な判断が必要です。
皮膚科専門医が毛の太さ・色・部位を診察し、今行うべきか、待つべきかを判断します。
Q4. 将来また毛が生えてきますか?
A. 成長に伴い、再び毛が増える可能性はあります。
医療レーザー脱毛は「永久脱毛」ではなく、「永久”減毛”」と考えるのが正確です。
Q5. 痛みが心配です。
A. 当院では、お子様にも安全で痛みの少ない蓄熱式レーザーの”Motus AX®(モータス エーエックス)”を導入します。
厚生労働省から安全性および効果を認められた薬事承認機器です。
肌への刺激を抑えながら、無理のないペースで治療を進めます。
Q6. 男の子のヒゲ脱毛にも効果がありますか?
A. はい。ひげ剃りによる肌荒れやニキビを繰り返す場合、脱毛は有効です。
皮膚トラブルを減らし、日常のスキンケアも楽になります。
Q7. 親が決めてしまっても大丈夫ですか?
A. 脱毛は「御本人が気にしていること」が最も重要です。御子息と話し合って選択することが大切です。気になられることがあれば、皮膚科医にご相談ください。
まとめ|お子さんが体毛を気にし始めたら、皮膚科専門医に相談を
子どもの医療レーザー脱毛は、急いで決断する治療ではありません。
ですが、体毛を気にし始めたタイミングで、皮膚科専門医に相談することには十分に意味があります。
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、お子様と親御様の双方のお気持ちに寄り添いながら、医学的に無理のない選択肢をご提案しています。
「まずは話を聞いてみたい」_その一歩からで大丈夫です。ご興味のある方、お悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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(医療脱毛については2026年2月中旬から開始予定です。)
(本記事は、女性の皮膚科専門医が在籍するあおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院の診療経験をもとに作成しています。)
監修医師
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長
つつみ みどり