ハイフを続けると抗体ができて効果が落ちるって本当?
~あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院監修~
「ハイフを繰り返すと抗体ができて効かなくなるの?」というご質問を頂いたことがあります。
安心してください。
ハイフは超音波による物理的刺激であり、抗体ができる心配はありません。
一方で、ボトックス(ボツリヌストキシン注射)はタンパク質製剤のため、まれに抗体(中和抗体)ができることがあります。
抗体ができると、効果が弱くなったり、持続期間が短くなる場合があるため、施術計画には注意が必要です。
本記事では、
・ハイフの仕組みと抗体の心配がない理由
・ボトックスで抗体ができる理由と影響
について、皮膚科専門医がわかりやすく解説します。

ハイフ(HIFU)の仕組みと抗体の心配がない理由
ハイフは超音波を使って深部組織に熱を与える治療です。
物理的刺激によってコラーゲン生成を促すため、体が異物として抗体を作ることはありません✨
何度施術しても効果が落ちる心配はありません✨
〇SMAS層など深部組織に超音波を集中
〇組織内のコラーゲンを収縮・生成
〇薬剤ではないため抗体はできない
〇何度施術しても効果は落ちない
ボトックスでは抗体ができることもある
ボトックスは神経毒素由来のタンパク質を筋肉に注射する治療です。
体が異物として認識することがあり、まれに抗体ができることがあります。
抗体ができると、効果が弱くなったり持続が短くなったりすることがあります。

ボトックスで抗体ができると起こること
〇効果が弱くなる
〇筋肉の動きを抑える力が減り、しわ改善や筋肉緩和が不十分になる
〇効果の持続が短くなる
〇通常3〜6ヶ月持続する効果が短くなることも
〇注入量の調整が必要になる
〇効果を出すために追加投与や量を増やす必要が出る場合がある
対策
●適切な施術間隔(3〜6ヶ月)を守る
●過剰投与を避ける
●高品質製剤を使用する
ただし、表情しわに対する投与量では非常にまれなことですので、ご安心ください!!
ハイフの効果の持続と最適な施術間隔
ハイフは1回の施術でも効果を感じられますが、自然で持続するリフトアップのためには定期的な施術が推奨されます。
また、ハイフはPOTENZAのダイアモンドチップとの同日施術で相乗効果が高く、理想的な組み合わせです。
以前のコラムでもこれらの点を説明しています。
✨ぜひご参照ください✨↓
<ハイフの経過>
●初回施術後:1か月でコラーゲン生成のピーク
●効果持続:3〜6ヶ月
●維持・予防目的:3〜6ヶ月ごとに1回の施術が最適
まとめ
ハイフは抗体ができないため、繰り返し施術しても効果は落ちません。
一方ボトックスは抗体ができることがあるため、効果の弱まりや持続の短縮が起こる場合があります。
ハイフはPOTENZAダイアモンドチップとの同日施術により、深層と表層の両方から肌を整えることで、さらに自然で持続性のあるリフトアップが可能です。
●ハイフ=抗体の産生なし、安全で繰り返し施術可能
●ボトックス=抗体ができる場合あり、効果が弱くなることがある(表情しわでは非常に稀)
●定期的なハイフ施術でのたるみ予防が大切
●POTENZAダイアモンドチップとの併用で立体的リフトアップ+肌質改善が可能
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院では、患者さまに最適な施術プランをご提案しています。
数多い美容施術の中でも、たるみ治療だけは、早い段階からケアを行えるかどうかで予後が大きく変わります!!
切らないたるみケアを”安全に/効果的に/痛みなく”行いたい方はご相談ください。
✨ 自由診療のカウンセリング予約はこちら↓✨
監修医師
あおい皮フ科クリニック南阿佐ヶ谷駅前院 院長
つつみ みどり